けはじめると、ヤギ飼は、ヤギたちを牧草地へと連れて行きました。






ところが、野生のヤギたちは、一目散に山の奥へと逃げて行きます。





彼は、逃げて行くヤギたちに向かって、「吹雪の時にあんなに世話をしてやったのに逃げるとは、なんて恩知らずなんだ!」と叫びました。



 
 すると、一匹がクルリと振り向いて言いました。




「我々が用心するのは、そこなんですよ。あなたは、長年慣れ親しんだヤギたちよりも、我々を大切にした。




ということは、もし、我々の後に、また別の者がやってきたら、あなた は、同じように、新しい方を大切にするでしょうからね」



 

新しい友人のためといって、古くからの友人をないがしろにしてはならない。


 

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